なるじ、もう一度断酒するってさ

アルコール依存症や鬱から歩みをはじめたいための、おじさんのゆる~い日記です。

その一言が胸に刺さる

今日からオリンピックの競技がはじまりましたね~

私は節酒から断酒に変わっての第1回目の通院日。

断酒はじめて3週間、レグテクト飲み始めて2週間。

感想は、

ただただ気分がどんよりしてるといった感じです。

 

昨日の晩御飯の時、

妻「明日病院行くの?」

私「え?もちろん行くけど何で(聞くの)?」

妻「出てるって言いなよ」

私「んっ?何が?」

妻「鬱(小声で)」

私「あ、うん、」

 

いきなり、何でそんなことを言い出したの?

何となくその一言が気になってくる。

私のことを心配してくれてるから?

それとも

毎日暗くなる食卓をどうにかしてという意味?

 

チョットしたことを疑って、

勝手なマイナス事ばかりの妄想をして、

負の感情と周りへの態度に対しての自己嫌悪に落ちていく。

 

そんな3週間。

先は長そうだ。

 

そんなんで診察室に入る。

先生「断酒にしたんだよね。どう?」

私「飲酒欲求がというより、鬱っぽいです。」「飲みたい~というよりは、飲めないのか~という気持ちが強くでてます」

先生「じゃあ、鬱の薬出そうか。前回も鬱だったんだよね」

 

あ~、分かってはいたけど、また抗うつ剤か。前回もこれが合わず、逆にひどくなっていったんだよな~と。

その後、現状に合う薬を話す。その中で

 

私「前回は痩せてひどくなったけど、今回はお菓子とかが止まらない。何か食べていないと落ち着かない感じです。」「あと、8~9年止めてた煙草を吸おうかなと考えちゃうときもある。煙草を吸いたいというのではなく、落ちた気持ちをやり過ごすのに、思わず煙草を吸っちゃえばとか考えてしまう。」

先生「そうなの?よっぽどお酒が大事なもんだったんだね」

 

えっ。。。

なんか最後の一言がすごい胸に突き刺さってきた。

家族とか、仲間とか、

そういったものより、私は酒が大事なのか。。。

すっごい自分が情けないというか、みじめに感じてくる。

 

そして最後に

先生「しつこいけど、ミーティング来ない?今半日だからさ。色々話すといいんだけど」

と、ミーティング推しどんだけww

 

レグテクトと抗うつ剤を処方してもらうこととなり、診察室を出る。

抗うつ剤大丈夫かな~と思いつつ会計を待っていると、

杖をついた男性が入ってきた。

60代後半といったところだろうか。

そして、その後ろから20代くらいの夫婦がベビーカーを押して入ってきた。

その男性の家族らしい。

 

夫婦のうち女性が別の病院の封筒を受付に出している。

紹介状だろうか。

ベビーカーの赤ちゃんは、その杖をついた男性に抱きかかえられた。

静かな待合室の中、赤ちゃんの声が響く。

 

その声は今まで聞いてきた赤ちゃんの声の中で、一番場と不釣合というか、違和感を感じた。

なんたって、アルコール依存の病院に赤ちゃんの声ですから、何とも違和感。

 

しかし、同時に何とも言えないほっこりした感覚も与えられた。

その声はすごく暖かく、やわらかく感じた。

人の声に対して、「暖かい」「やわらかい」という感覚を抱くことが、良い意味でまた違和感。

 

家族の支えというものを目の当たりにした感じだった。

 

自分ばっかりになればなるほど、周りの支えが見えなくなる。

そんな状況なのだろうか。

支えたれていると頭では理解しているつもりなのだが。

周りの支えに甘えているのだろうか。。。

 

断酒20日目

 


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