なるじ、もう一度断酒するってさ

アルコール依存症や鬱から歩みをはじめたいための、おじさんのゆる~い日記です。

運動しないデブが撮った手段

自分は長男。

母親は3姉妹だったこともあり、

物心ついた時には「あなたは跡継ぎ」と言われてきた。

大学の時に父親が倒れ、卒業と同時に結婚。

1年後に父親は他界。家業を継ぐ。

 

バタバタすぎる中、子どもを授かる。

と同時に、父親が建てた建物が13~14年経ったということで、外壁や空調などの大きなメンテナンスを行うことに。

 

世間を知らなかった自分はここで初めて色々気付かされることとなる。

 

多くの人たちの寄付で建った建物だったが、父親は特にメンテナンスに関しての積み立てなどはしていなかった。

また新しい建物を建てるわけでもないし、自分も当然今回もご寄付で出来ると思っていた。(手伝ってくれる人やアドバイスしてくれる人も、そう思っていた)

結果的にはそれで出来たわけだが、自分が思っていた状況とは全く違っていた。

「もう金は出せない」「また寄付か」などの文句ご意見や、「そもそも先代は」や「そもそもあなたはね~」などのクレームアドバイスを、ここぞとばかりに言われた頂いた。

 

今思えば世間知らずで、唐突なやり方だったな~と思うが、逆に世間知らずで若かったから突っ走ることができたのかとも思う。

また、「文句」や「クレーム」としか聞けなかった言葉も、今思い返すと「意見」や「注意」など、自分にとっての「アドバイス」だったなとも思う。

 

しかし、当時はそんなことを思えることもなく、もともと小心者だった私は、かなり凹みました。

そしてそのストレスは酒に。。。

 

とは、ここではまだなりませんでした。

 

メンテナンスや人間関係のことを考えることがしんどくなった私は、そのことを全く考えなくていい時間を過ごす方法として、学生時代遊び感覚でやっていた「スロット」をやるようになりました。

スロットをやっている時だけは「777」のことだけに集中することができ、その他のことは一切頭を過ることが無かったからです。

 

そしてたばこの本数もふえたような気がする。

1日2箱近くは吸っていた。

 

しかし、このころ晩酌をするようになったのは確かです。

それは子どもが生まれたことを機に始めた「ダイエット」です。

 私はそのころ身長170センチ程度で、体重が120キロほどの、いわゆる「超デブ」でした。

それが、はっきり覚えていないのですが、1~2年で60キロ程まで痩せました。

 

その方法が、

「酒を飲んで、食べる量を減らす」でした。

運動せずに、しかも食事を無理なく減らす方法。。。

我慢しなくていい方法。。。

ビールを飲んで、その分食べない。。。

 

そんなので痩せるのか?と、思うかもしれませんが、もともとが120キロですから、そりゃ最初はみるみる痩せました。

さいころから肥満児だった私は、初めて体重が減っていくという現象がとても楽しくなりました。

そこからはあ~だこ~だ色々やった気がしますが、酒の量はどんどんどんどん増えていった気がします。

 

メンテナンスや人間関係のストレスを、「スロット」で考えないようにしたり、体重が減っていくということで嫌な気分を相殺させていきました。

 

そして痩せたことにより、長年抱えていたコンプレックスから解放され、今まで抑えていた感情を表に出すようになったと思う。

しかしそれって周りからしたら「偉そうな態度」「わがままな態度」に見られていたかもしれない。

 

そういう部分も酒を飲んだ時、特に出ていたのではないかな。特に家族に対して。

 

これ以降、酒を飲んでの失敗談が出てくるようになる。

(しかし、その時は失敗と自覚していないことが、また問題なんだよな~)

 

続く

 

断酒14日目

 


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